MERS(磁気エネルギー回生スイッチ)は、省エネ新時代にイノベーションをもたらす日本発のテクノロジーとして、今世界的な注目と期待を集め始めています。株式会社MERSTechは、MERS技術の3年にわたる現場実証試験の結果を受けて設立された東工大発ベンチャーです。現場実証試験に関与した新日鐵住金、東芝三菱電機産業システム、富士電機など各社の資本参加を得て、MERS技術の世界展開をそのミッションとしています。
志賀 雅人
MERSTech 代表取締役社長からのメッセージ
MERS技術の研究や実証試験にかかわった人々が株式会社MERSTechを旗揚げしました。旗印は「省エネと省資源のために、MERS技術を世界のパワエレのプラットフォームに!」でした。それ以来、MERSTechは着実に事業計画を推進し成果を上げてきています。ベルリン工科大、フラウンホーファ研究所との協業が始まり、世界戦略も計画通りに展開しています。現在は、事業拡大のフェーズに向けて、特許戦略の実施、資本の増強、組織の拡充、市場戦略の策定、戦略的ビジネス・パートナー獲得に注力しています。
嶋田 隆一
工学博士 MERSの主たる発明者 東京工業大学名誉教授 からのメッセージ
回路の磁気エネルギーを蓄積・回生する電流双方向スイッチ(Magnetic Energy Recovery Switch:MERS)が近年の半導体スイッチの進歩によって開発された。これまで電力送電に一部使われたが、産業、家電には使われてこなかった電力 直列制御、新しいパワーエレクトロニクスの始まりである。スイッチ位相で制御可能な可変コンデンサとして(FACTSの半導体化直列コンデンサ、SSSCの 単相トランスレス版)、電流位相の強制制御スイッチ(ACトライアックの双対 回路版)、など新しい側面を見せるACスイッチである。交流直列制御によって、 電力では、潮流を制御できる、電圧を上げることができるが、産業応用には力率を進みにして短時間のAC発電機とモータの過渡的大出力(ターボスイッチ) は、まさにマジックである。さらに、磁気エネルギーの回生はMERS共振現象となって可変周波数の誘導加熱電源に、ソフトスイッチで昇圧比の大きな MERS共振ソフトインバーターは自動車用になる。制御に困難が予想される がその可能性と適用領域は今も広がっている。新しいパワエレの新大陸探検にチャレンジしよう。
経営戦略
特許戦略
特許防衛と顧客のビジネスを促進するために、独自の特許戦略マネジメントを実施
テクノロジー・マーケティング
技術とMERSTech保有権利のマーケット価値を最大化するために、テクノロジーマーケットを注意深く観察しテクノロジーマーケット戦略を常時更新
研究開発
技術と製品戦略の強化のための研究開発を実施